「さらなる収入アップを目指したい」という方や「何らかの理由で働けなくなった場合などに備えてリスクヘッジ」
を考える上で安定した収入源を形成することは非常に重要です。
このような収入源を形成する際にフロー型ビジネスとストック型ビジネスの2つのビジネスモデルがあります。
この記事では、フロー型ビジネスとストック型ビジネスの特徴と具体的な運用方法について解説していきます。
カメラマンという職業がストック型とフロー型の収入源を生み出すことに非常に有利だということについても説明していきたいと思います。
ぜひご覧ください。
フローとストックってなんのことなんだろう?
フロー型ビジネス=自分で働いて得る収益
社会人やカメラマンなど一般的な表現で働くといえばフロー収入を指すことが多いです。
フロー型ビジネスは自分自身が働くことで直接的に収益を得るビジネスモデルです。
以下は、そのメリットとデメリットです。
【メリット】
・働けばすぐに収入につながる ・自己投資や人脈などで収入源を確保しやすい
・フロー収入は即金性が高く、努力に応じて収益を得ることができます。また、自己投資や人脈の構築によって、収入源を確保しやすくなります。
【デメリット】
・働けなくなったときに収入がなくなる
・景気動向や社会情勢に左右されやすい
フロー型ビジネスでは、自分自身が働かなければ収益が得られないため、働けなくなった場合には収入がなくなってしまいます。
また、景気動向や社会情勢に左右されやすいため、不安定な収益源とも言えます。
コロナ禍での緊急事態宣言が記憶に新しいと思います。
フローって一般的な働き方だけど"不安定な収益源"って位置付けなんだね。
ストック型ビジネス=コンテンツで得る収益
ストック型ビジネスは、自分で作った「何か」を現金に変える働き方で、直接的に収入を得るフロー型ビジネスとは異なります。
Youtubeの広告収入などがイメージしやすいと思います。
【メリット】
・コンテンツが収益を上げ続けてくれる
・自分のペースで進められる
・景気動向や社会情勢に左右されにくい
・安定した収入が期待できる
【デメリット】
・即金性がなく、収益を上げるのに時間がかかる
・何が売れるかを逆算して考える必要がある
・ニーズの変化にアンテナを張り続ける必要があり難易度が高い
ストック型ビジネスには、サブスクを始め、ガスや電力などのインフラ関係や月額制のサービス業も含まれます。
近年はインターネットの普及により、様々なジャンルのストック型ビジネスが展開されています。
ただし、フロー収入とは異なり即金性がないため「売れるのか売れないのか?」のジャッジに時間がかかるので、難易度が高いとされています。
コンテンツ販売には素材販売なども含まれるね!僕も写真販売で売り上げているよ!
カメラマンにとってストック型とフロー型どっちがいいの?
ストックはコンテンツを生み出せばあとはコンテンツが収益を上げ続けてくれる仕組みです。
つまり働けなくなっても収益は発生するということです。
ストック型の収益モデルは、一度作成したコンテンツが長期的に収益を生み続けるという仕組みであり、安定した収入を得ることができます。
この点において、ストック型の収益モデルは安定性が高いと言えます。
一方、フロー型の収益モデルは毎回新しいコンテンツを制作し続けなければならず、それによって得られる収益が変動するため、不安定な収入になりがちです。
また、フロー型の働き方は年齢や体力に制限があるため、長期的な収入の安定性を確保することが難しいというデメリットもあります。
したがって、安定した収入を確保したい場合はストック型の収益モデルを選ぶことが望ましいでしょう。
ただし、現場に出てフロー型の働き方が好きな場合や、自分のスキルや性格に合わせて収益モデルを選びたい場合など、
好みや事情によって異なるので、ストックとフローのメリット・デメリットをしっかり把握した上で最適な選択をしましょう。
知っているのと知らないのとでは選択する際の精度が全く違います。
僕は安定した収入が好きだからストック型かな?
代表的なストックビジネス
・インフラ関係
・月額制サービス
・素材販売
・Youtube配信
・動画教材の配信
・ブログ
・SNS
・サブスクリプション
Youtubeやブログ等も今や立派なストック型ビジネスですね。
もともとストック型ビジネスは月額制サービスやインフラ関係のみでしたが、
YoutubeやAdobe、会計ソフト、カーシェアなど世の中のあらゆるものがストック化されつつあります。
コロナ禍を経て世の中がストック型に切り替わっているんだって!
カメラマンがストック型とフロー型もどちらにも優位な理由
カメラマンには、すでに素材やコンテンツを生み出すための技術があります。
映像や写真などの素材販売は需要が高く、ストック型ビジネスとして活用できます。
また、カメラマンはYoutube配信にも適しています。
カメラの操作に熟練している人であれば、すぐに撮影を始めることができ編集ソフトの知識も簡単に身につけることができます。
カメラマンにはコンテンツを生み出す能力があるため、ストック型ビジネスを行わないのは非常にもったいないと言えます。
当然ですがフロー型ビジネスとしても活躍できます。
撮影や編集のスキルを生かして、イベントやポートレート、商品撮影などの依頼に応じることができます。
カメラマンにとっては、ストック型ビジネスとフロー型ビジネスの両方を活用することで、収入源を確保しビジネスの安定性を高めることができます。
カメラマンにおすすめのストック型ビジネス
具体的にカメラマンのストック収入源の作り方の例を紹介していきます。
素材販売サイトで自分で撮った(作った)写真や映像を売る
撮った写真や動画などを販売します。
日本向けサイトにはPIXTAやアマナイイメージズなどがあります。
海外向けサイトはAdobeStockやShutterStockなどが有名ですね。
素材販売はただ素材をアップロードするだけでは中々売れません。
その素材を使用するシチュエーションを想定して具体的に作り込む必要があります。
例えば「海外の旅行者に向けた日本旅行のツアーポスター用の写真素材」や、「オフィスで怒られている新入社員」など
シチュエーションを想定して作って説明文も統一するのがオススメです。
Youtube
プロの使っている機材やソフトなど買いたい人はいっぱいいます。
みなさんは大金を使う買い物をするときにいろんなレビューを見て購入しますよね?
高いレンズのレビューなどはかなり再生回数が伸びます。
私の友人のYouTuberもレンズの比較動画の再生数がぶっちぎりで再生されています。
普段仕事で何気なく使っている機材やソフトを紹介したり、使い方をアップしてみてはいかがでしょうか?
本気で知りたい人は一つの情報源だけでは決めません。
いろんなところから情報を得ようとするのです。
Udemy
ベネッセが提供しているオンライン動画講習のサイトです。
こちらでは様々なジャンルの動画講座をユーザーが購入するサイトです。
月に何本売れるかによって変動しますが、2本の動画で10万円〜30万円近くの売り上げが生まれることがあります。
ただし、平均して動画尺は3時間〜8時間などが多く、気合をいれて作らないといけません。
まとめ
ストック収入は副業としても人気があり、コストも低く可能性も無限大ですが、時間がかかるのでほとんどの人が成果を上げる前に挫折しています。
まずはストック型ビジネスの性質をしっかり理解し、「始めること」「続けること」を意識して取り組んでみてください。
私の知り合いのYouTuberも収益化まで2年かかったと言っております。
やらない理由はないと思いますので、気長に自分のペースで進めてください。
一緒に頑張りましょう。
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