カメラマンとは他の事業者と同じくビジネスに接しています。
他の業種と同じく稼ぐ力というのは基本的なビジネスの取り組みができているか?
という視点が非常に大事になってきます。
そこでこの記事ではビジネスの基礎を踏まえた誰でもできる稼ぐための考え方5つをお伝えします。
この考え方を意識して実生活から変わっていきましょう。
差別化をベースにカメラマンの活動を考える
現代においては、全てのサービスや商品が飽和状態となっており
技術競争やスキル競争だけでは生き残ることは難しい状況にあります。
そのため、基本的には競争ではなく差別化こそが稼ぐために必要な考え方になってきます。
差別化の考え方は、どんな職種でもどんな状況でも当てはまる汎用性の高く、なおかつビジネスシーンで強力に働く考え方です。
差別化のポイントは、事業ベースと市場ベースがあります。
市場ベースは主に物理的な差別化が必要で、受け入れられやすい地域やポジショニングなどを考えます。
例えば、ある程度の商圏があるのにも関わらず写真スタジオのない地域に写真スタジオを立ち上げることで、地域が受け入れてくれる可能性は高くなります。
逆に、長年地域に根付いてきた写真スタジオの隣に新たに写真スタジオを立ち上げた場合、地域から受け入れられるまでには時間がかかるでしょう。
このように、物理的な距離を加味して事業展開していくことが大切です。
事業ベースは、ニッチなビジネスかどうかが重要になります。
何でも撮れるカメラマンよりも、〇〇に特化したカメラマンの方が需要があるという考え方です。
差別化は集客の要であり、クライアントワークでも起業するにしても、差別化が大前提になります。
ビジネス的な観点を養うことによって自分自身で収入を上げることができます。
差別化の具体的な解説については下記の記事で記載しております。
ぜひご覧ください。
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同業者と競うな!差別化を計れ!
「差別化」という言葉をよく聞くけれど、どういう意味か分からないと感じたことはありませんか? 私も以前は事業がうまくいかず、アルバイトで生計を立てていた時に海外で売れているクリエイターや技術を習得すれば ...
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どんな業界でも大事になる汎用性の高い論点だね!
なぜ撮影を依頼されたのか?を考える
技術的に優れた製品やサービス、芸術的に優れた表現は現代社会では当たり前のものとなっています。
しかし、最も重要なことはその製品やサービスを購入した顧客の未来がどうなるかということです。
このようにサービスを利用した後の顧客の未来をベネフィットと言います。
ビジネスというのは顧客ひとりひとりのベネフィットを想像し、それを満たさなければいけません。
単に依頼主の要望に従ってサービスを提供するだけではなく、提供後の顧客の望む未来についても考慮することによって顧客満足度がグッと上がります。
顧客満足度が高ければリピートにつながったり、別の顧客を紹介したりといいこと尽くしです。
リクルートの映像の依頼があった際に、どれだけ優れた高級機材を使用しても求人の問い合わせがなければ意味がありません。
美しい広告写真を撮っても、売上につながらなければ意味がありません。
私たちは制作を終えた時点で仕事を終えることができますが、顧客にとっては撮影後の結果が重要です。
撮影後のフォローアップ体制を確立し、顧客に十分なサポートを提供しましょう。
このフォローアップにより、満足度が向上し、リピート率が向上したり、価格競争において優位に立つことができます。
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高価なカメラは必要なし。顧客が見るのはカメラではなく結果
カメラの発展により、昨今は高性能なカメラが手軽に手に入り、カメラマンや映像クリエイターたちは技術を磨き、高度な表現力を持つことが可能になりました。 しかし、それだけでビジネスが成り立つわけではありませ ...
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いい映像やいい写真の感じ方は個人差があるから、依頼主の望む未来から逆算して商品やサービスを提供しないとね!
タスク処理的な働き方をしていないか考える
一般的に、タスクの処理はお母さんのお手伝いをしてお小遣いをもらう構造と同じです。
つまり、言われたことをやるだけです。
タスクが存在しているということはタスクを生み出す人が存在しているということでもあります。
タスクを生み出すためには需要を生み出す必要があり、一般的には需要を生み出せる人は経営者など代替のきかない人材が多いです。
資本者と労働者の関係で一般的に、タスクを生み出す人は高収入になる傾向があります。
なぜApple社やテレビ局員は高収入なのか?なぜApple社やテレビ局は製造や現場仕事を下請けに頼むのか?
その答えはバリューチェーンのスマイルカーブというフレームワークで価値を分析できます。
人生をタスク処理で終わらせないためには、自分が代替のきかない存在になることが重要です。
この論点については長くなるので、下記の記事を参考にしてみてください。
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カメラマンは金額より収入源を意識せよ!バリューチェーンを知って豊かな未来を!
皆さんは日常的に収入金額を意識していることかと思います。 しかし、その収入がどのような収入源なのか?を意識することは少ないのでは無いでしょうか? この収入源を意識することが、より豊かな生活を送るために ...
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業務委託を始めとした製造・組み立ては最も価値の低い時間だと言われているらしい…
大人になっても勉強は必須
勉強は学生までと思っていませんか?
資本主義で生きている以上我々は一生勉強しなければいけません。
勉強を怠れば市場から脱落するまでです。
学びというのは収入に直結する重要な要素です。
学びを取り入れることで、知識や論理的思考力が向上し物事を多角的かつ論理的に判断できるようになります。
稼ぐことを目的としたテーマに特化した本やオンライン講座などを通じて専門知識を深めることもできます。
私がおすすめする勉強方法は読書です。
セミナーにもよく参加していましたが、最も効果的だったのが読書でした。
読書は、知識の取得だけでなく自己啓発やストレス解消にも役立ちます。
また、読書の量と収入には相関関係があるという研究結果もあります。
ぜひ、読書を通じて自己研鑽に努めましょう。
読書については、別の記事でも詳しく説明していますので、参考にしてください。
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活字が苦手とか言ってない?損をしたくなければ本を読め!!読書5つのメリット
私は20代半ばまで全く読書をしたことはありません。 活字が苦手だったのです。 私と同じように活字に苦手意識を持っている方は多いのではないでしょうか? 結論から言います。本を読まないと絶対損します。 本 ...
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厳しいけど学びを取り入れない人は市場からリタイア一直線!
時間管理を徹底!浪費が減り資産が増える
1日は24時間、誰にとっても同じです。
有効な時間の使い方をするために、資産となる「仕事・学び・人脈」の3つを意識することが重要です。
これらはすべて収入に大きく影響する要素です。
日常的に、「仕事・学び・人脈」の観点から時間の使い方を考えることで生活を組み立てます。
例えば、スキマ時間を有効に活用したり、時短になるサービスや家電への投資を考えることもできます。
時間は限りがありますから、効率的に使うことが大切です。
一流の経営者は時間管理を意識しています。
2度と取り戻せない時間を最大限に活用するための努力を惜しまず行いましょう。
時間をうまく使うことで、生活の質が上がります。
時間管理についての詳しい内容は下記の記事にありますので、ぜひご覧ください。
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人生の幸福度が上がる時間管理の考え方
「時間は平等に与えられる資源である」という言葉があります。 24時間という限られた時間の中で、誰もが同じように時間を過ごしています。 何かを成し遂げたいと思いながらも、つい他のことに時間を費やしてしま ...
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「時間の仕分け」って考え方が大事だね!
まとめ
自分自身を変える事でコントロールすることによって自分自身の価値をあげることに繋がります。
誰でもできる稼ぐための考え方5つを知るだけで、現状が大きく変わることがあります。
そこに才能や天才や恵まれた教育はありません。
状況を変えるには自分自身を変えるのが最も有効な方法です。
今日から、明日からでもぜひ実行してみてください。
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結局のところカメラマンの働く場所は都市部と地方どっちがいいの?
カメラマンとして都市部での仕事がメインなのかそれとも地方でも十分な仕事があるのか多くの人が疑問に思うことでしょう。 そこで、本記事ではカメラマンとしての働き方について都市部と地方、それぞれにおけるメリ ...
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