皆さんは日常的に収入金額を意識していることかと思います。
しかし、その収入がどのような収入源なのか?を意識することは少ないのでは無いでしょうか?
この収入源を意識することが、より豊かな生活を送るために必要不可欠なことを知っているカメラマンは少ないと感じています。
収入源とはどのような付加価値を生み出しているかそしてその付加価値がどのようなバリューチェーンを通じて商品やサービスに転化されているかを意味します。
この概念を理解することで、自分自身のキャリアプランやビジネス戦略を見直しより効果的な取り組みが可能となります。
ぜひこちらの記事を参考にご自身の収入について考えてみて頂けると幸いです。
本記事についてはこちらの本をベースに説明しています。
もっと詳しく知りたい方はぜひ実際に手に取って読んでください。
絶対に損はしません。
ビジネス本で必ず名前の上がる超有名な本ですね
収入の金額ではなく、収入源を意識するとは?
収入を考える際には、収入の金額だけでなく収入源についても意識することが重要です。
ビジネスにおいて付加価値の大きさによって収入が比例する側面があります。
自分がどのポジションにいて、どのような付加価値を生み出せるかを理解することが収入源を意識することに繋がります。
このような考え方は自分がどのように価値を生み出せるか、どのようなビジネスモデルを構築できるかを考える上で重要です。
それを見つけるのがバリューチェーンというフレームワークです。
金額よりもどうやって得た金額なのかで本質的な価値が決まるんだって!
バリューチェーンという概念
先ほども言った通り物やサービスを生み出す力量を付加価値率という"単位"で表します。
全てのビジネスはこの付加価値率を図で表したバリューチェーンのフレームワークが適応されます。
バリューチェーンとは、ビジネスの中で商品やサービスの生産、販売、配送などを担う各プロセスを、顧客に提供される価値の観点から細分化し、順序付けたフレームワークのことです。
主にビジネスの生産性を高めコストを削減するために用いられますが、
付加価値率を理解することで、自分自身がどのプロセスで価値を生み出しているのかを見極め、ビジネスを最適化することができます。
ビジネスにおいてバリューチェーンを意識することは、より高い付加価値率を生み出すために不可欠な考え方です。
具体的には以下のような図が一般的です。
業界全体の付加価値率の分布を表します。
横軸にビジネスプロセスの重要度を、縦軸に付加価値率をとったグラフを描きます。
これらがほぼ全てのビジネスに当てはまる工程となり、この付加価値率が高いプロセスと低いプロセスうな曲線でつなげると
「スマイルカーブ」と呼ばれる曲線を描くことができます。
このスマイルカーブという曲線によって、ビジネスの付加価値がどの部分で生み出され、どの部分で失われるのかを明確にすることができます。
付加価値率が高いプロセスはそより多くの価値を生み出します。
これらのプロセスを改善することで、全体的なビジネスの生産性を向上させることができます。
スマイルカーブは、ビジネス戦略の決定において非常に有用なツールとなります。
ビジネスの各プロセスについて分析し付加価値率の高いプロセスに注力することでより効率的で収益性の高いビジネスを構築することができます。
この図をもって自分の環境と照らし合わせてみるのをお勧めします。
バリューチェーンはも経営者にとっては当たり前の理論で「古い」とも言われ始めているらしいよ。
バリューチェーンから自分をどう照らし合わせるの?
例えばですが、iPhoneを例で見たときに。
iPhoneはApple社が開発していますが、製造・組み立ては中国や東南アジアなどで行っています。
Apple社は企画開発と販売の最も価値の高い部分を担っており、代替の効きやすい部分である製造・組み立ては東南アジアや中国の製造拠点で製造しています。
これを私たちに置き換えるとどうでしょうか?
撮影業務の発注元はどこですか?
企画・開発しているところはどこですか?
撮影したコンテンツは誰がどうやって販売しますか?
これらを全て自分のチャネルで担っているのであれば理論上はあなたは付加価値の高い仕事をしているということになります。
そうではなく、付加価値の高い部分を誰かがポジションを取っているのであれば、あなたは製造・組み立てを行っているということになります。
代替は効きますか?あなたが断った案件はあなたがいないことによって案件が消失したことはありますか?
現状はカメラマンの多くは代替の効く付加価値の低い存在
現実は僕やあなたの他にも多くのカメラマンは存在し、あなたがいなくても多くの仕事は埋まります。
収入源をバリューチェーンで見ることによって、あなたの仕事の付加価値がわかります。
企画・開発をあなたが担うことができれば?
撮影したコンテンツをあなたが販売することができれば?
このように付加価値を上げるための課題が見えてくることでしょう。
バリューチェーンの理論は多くある理論の中のほんの一部です。
世の中はこのバリューチェーンのような知識を知っている頭のいい人が、そんなのを知らない人を使って最も良いポジションにいます。
現状を見える化することによって取り組み方が変わってきますね!
ビジカメは技術ではなくもっと大切な本質的なものをシェアするサイトです
ビジカメではそんなカメラマンの現状をカメラマン自身が賢く立ち回ることによって、業界全体がどんどん成長できればと思い立ち上げたサイトです。
カメラマンにとって役に立つ情報ばかりだと自負していますので、ぜひほかの記事も見てください。
いろんな本も紹介しているから、それは見て欲しいな!
まとめ
今回の論点では、収入源の重要性について探究した。
収入源とは、自身がどのような付加価値を生み出しているか?
それがどのようなバリューチェーンを通じて商品やサービスに転化されているか?
ということを理解することが重要であるということがお分かりいただけましたか?
この概念を意識することで、より効果的なキャリアプランやビジネス戦略を立てましょう!
-
やらなきゃ損!キャリアプランがフリーカメラマンにとって大事な理由
カメラマンとして働く人にとって、仕事は大変なハードワークであることが多いです。 今は体力があるので実感は無いかもしれませんが「カメラマンとして働けなくなる瞬間」や「カメラマンとして働く意欲を失う瞬間」 ...
続きを見る