カメラマンとして働く人にとって、仕事は大変なハードワークであることが多いです。
今は体力があるので実感は無いかもしれませんが「カメラマンとして働けなくなる瞬間」や「カメラマンとして働く意欲を失う瞬間」が遅かれ早かれやってくるものです。
体力が落ちてくるとカメラマンとしてのキャリアを続けることは難しくなります。
他の同世代は中間管理職、一方自分は体を使った肉体労働。
こんな現実が実際にカメラマン界隈では起こっています。
このようなリスクに備えるためにも未来に向けたキャリアプランを立てることが重要です。
キャリアプランは、人生の方向性を定める重要な羅針盤となるものです。
本記事では、具体的なキャリアプランの構築方法とそのメリットについてお伝えします。
現場仕事の多いカメラマンはとって大事な話だね!
キャリアプランの重要性
キャリアプランは、自分の将来の目標や方向性を明確にするための地図のようなものです。
この地図がなければ、どの方向に進んで良いのかわからず迷いや不安を感じることになります。
また、自分が目標に向かって進んでいるのか、遭難しているのかを正確に把握するためにも、キャリアプランの策定は必要不可欠です。
キャリアプランはどこに向かうのかを明確にすることで漠然とした不安感などを払拭することが目的です。
漠然と生きるんじゃなくて、目標をもって行きましょうってことだね。
キャリアプランの作り方
まずは将来のリスクと将来の目標を洗い出し目標とリスクを軸に構築していきます。
(洗い出しの作業はじっくり時間をかけて大丈夫です。しっかり考えてくださいね。)
キャリアプラン設定は具体的に「大目標・中目標・小目標・リスクに対する備え」
リスクに対する備えは=将来のリスク
の4つの項目で考えていきます。
キャリアプラン
大目標
自分がどうなりたいか(目標の根拠となる部分)
中目標
目標に対して具体的にどういう戦略を練るのか
小目標
そのための日々のタスクを考える
考えうるリスクと備え
考えうるリスクを想定する(仕事ができなくなった時や、今の働き方が歳を重ねても働けるのかどうか?など)
キャリアプランを設定する際の注意点として、ベースとなる大目標と中目標は簡単に変更してはいけないことが挙げられます。
設定した目標は、1年に1回もしくは半年に1回程度、見直して修正することが望ましいです。
目標の期限については、現実的な年月よりも少しハードルの高い目標設定を心がけることが重要です。
少しハードルの高い目標はドーパミンが活性化され原動力につながるためです。
以上を踏まえて私が実際に立てた目標がこちらです。
キャリアプラン
大目標
毎日朝起きたら生活資金が入っている
中目標
ストックビジネスを強化
金融資産の強化
小目標(Todo)
・ランニング
・仕事部屋の掃除
・〇〇記事の見直し
・写真ストックのタグつけ見直し
・〇〇株を1株購入
・ランニングコストの見直し
・2日分のご飯をつくる
・本を15ページ読み進める
など
リスクに対する備え
高齢になっても働けない→金融資産を〇〇万円に増やす
→ランニングコストを〇〇に抑える
急な病気や怪我で働けなくなる→生活防衛資金を備えておく
こんな感じです。
他にもこんな例を。
キャリアプラン
大目標
・自分の得意分野を活かし、社会に貢献する専門職に就くこと
・経営者として、自分が興味を持つ分野で新しいビジネスを創出すること
・世界中を旅しながら、国際交流を促進する仕事に就くこと
中目標
・得意分野を深めるために、関連する資格を取得する
・新しいビジネスを創出するために、ビジネスプランを練り、投資家を探す
・海外での生活に必要な語学力を身につけるために、留学する
小目標(Todo)
・1日1時間の勉強時間を設定し、資格試験に向けて勉強する
・毎日ビジネスアイデアを1つ考え、アイデアを整理する
・週に2回英会話スクールに通い、語学力を向上する
など
リスクに対する備え
高齢になっても働けない→金融資産を〇〇万円に増やす
→ランニングコストを〇〇に抑える
急な病気や怪我で働けなくなる→生活防衛資金を備えておく
キャリアプランを作っておくとそれが行動指針になるために、
余った時間や余ったお金が発生した場合にもキャリアプランに沿った合理性の高いの行動が取れます。
続いて、キャリアプラン構築におけるメリットをお伝えします。
この方法は企業でも取り入れられてるらしいよ!
リスクに対応できる
認識が間違っているケースが多いのですが、リスクとは「危険」という意味ではなく「どうなるかわからない。その可能性が高い」という意味です。
「どうなるかわからないからあらかじめ備える。」これがリスク管理の基本です。
登山でも熊が出てくるかもしれないからクマ避けの鈴を持って行ったり、雨が降っても良いようにレインコートを持っていきますよね?
それと同じように備えておくことが大事です。
キャリアプランでも同じようにリスクに備えることが重要です。
キャリアプランで考える際の主なリスク項目は以下の通りです。
年齢を重ねて若いうちと同じパフォーマンスで働けなるリスク対応
現場仕事の多いカメラマン業では加齢によるパフォーマンスの低下とうまく付き合う必要があります。
そのためリスクの洗い出しと働き方を含めたキャリアプランを練ることによって将来のリスク軽減につながります。
この問題は必ず訪れる問題です。
備え方としては「業態の変更」「転職に備える」「マネジメントに回る」などが挙げられます。
急な怪我や病気で働けなくなるリスク対応
怪我や病気はいつやってくるかわかりません。
したがって、キャリアプランでリスクに対する備えも併せて行なっておくことで、
急に働くことが困難になっても、あらかじめリスクに備えているため対処ができます。
具体的には保険や自己防衛資金などが挙げられます。
不足の事態に陥っても半年から1年は生きていける程度の貯金は貯めましょう。
景気動向や国際情勢へのリスク対応
今やリーマンショックやコロナショックなど
金融ショックの引き金となるリスクがどんどん高くなってきています。
実際に企業の事業計画(≒キャリアプラン)でも長期目標を設定しない企業が増えており、
リスクを加味しながら事業計画を練っているのが伺えます。
技術の進歩や業界の変化による職務内容の変化に対するリスク対応
今やテクノロジーの進化は想像を超える速度で進んでいます。
これらに対応するためには常に最新情報を仕入れておく必要があり、「機会」と「脅威」を考える必要があります。
現にchatGPTなどのAIの登場などで英会話教室がピンチに陥っています。
Googleの検索も将来的には無くなると予想されています。
このように業界を一変させるようなイノベーションが起こりうるのです。
これを「機会」と捉えるのか?「脅威」と捉えるのか?は日頃のリスク管理次第と言えます。
何があるかわからない時代だからこそそれを想定して備えておくんだね!
キャリアプランの設定によって得られる効果
目標を日々のタスクに落とし込むプロセスを構築する
大きい目標を漠然と立てるだけでは日常レベルでの目標到達の実感が湧きにくく、途中で挫折してしまうケースが跡を立ちません。
キャリアプランは目標に向かって大目標、中目標、短目標の大きい目標からより具体的なToDoまで逆算して落とし込むため日々ToDoをこなしていたら目標に到達するような構造となっております。
小さいことをコツコツと行うため継続性が高く、実感も湧きやすい点がメリットとなります。
生き方に一本軸ができる
目標に向かって生活していると自分の生き方に一本の軸が生まれるので、様々な誘惑に惑われにくくなります。
また、目標がプロセス含めて明確化されるので、人生の優先順位が可視化されより合理的で充実した毎日を過ごすことになるでしょう。
自分を客観的に見つめ直す時間となる
キャリアプランの設定は自分が将来どうしたいのか?も含めて考えるため、自分自身を見つめ直すきっかけになります。
キャリアプランの設定の際に、「リスクと目標」「不安に思っていることと理想」を具現化します。
普段なかなか考えることのない本質的な部分を客観的に考えるきっかけとなります。
この時間は気力を使ったりや恥ずかしさがあるのですが、自分の本音と向き合うと新たな気づきや学びのきっかけにつながり自己啓発のきっかけになります。
自己啓発は活力のブーストとなり、さらに日々の充実度が増します。
自分の本音と向き合う方法についてはこちらの記事で解説しておりますので、ぜひご覧ください。
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まとめ
キャリアプラン構築の時間は、自己分析や自己理解に向きます。
これは自分自身を客観的に見つめ直す機会であり、生き方にとって重要な軸を生み出すことができます。
キャリアプランがなければ、進むべき方向が不明確になり、迷いや不安が生じることがあります。
キャリアプランは、ゴールからの逆算によって描かれるイメージであり、なりたい自分像から具体的な行動計画を作り上げることができます。
持続性が高く自己実現のための重要な方法です。
自分自身のキャリアプランを定期的に見直し、継続的に進むべき方向を確認しましょう!
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