自分では納得のいく出来なのに顧客からの反応は良くない。
反応は良かったのに次に繋がらなかった。
また今よりもっと表現に磨きをかけて、より大きな案件をこなしたい!
そんな映像従事者に向けた記事となります。
まずは結論ですが大事なのは顧客の目指しているものを把握することです。
これを意識して具体化することにより映像だけではくあらゆるビジネスシーンで
活きるスキルを習得できます。
この記事を読んだ時からレベルアップしていると思いますので、ぜひご覧ください。
この記事を通して皆さまの品質向上に少しでも役に立ったら嬉しいです。
なぜ顧客の目指しているものを把握する必要があるのか?
映像の出来が良くても結果が出なければそのプロジェクトは失敗
「そらそうだろう!」って思ってしまうかもしれませんが、
当たり前なことほど意外とできていないのはコンサルティングする上でもあるあるです笑
しかも現実は作っておしまいのケースが多いです。特にワンオペの現場では顕著に多いです。
大事なのは「映像そのもの」ではなく「映像がもたらした結果」こそクライアントが求めているニーズの部分です。
映像を通して「自社の問い合わせが何人増えたのか?」「応募が何人増えたのか?」「数値は上がったのか?」など
作った先を深掘りしないとクライアントの真のニーズはキャッチできません。
出来は良かったのに結果が出ないことなどしばしばあります。
目を瞑りたくなるような結果が出るかもしれませんが、恐怖から逃げてはダメです。
結果から逆算する形で映像を作れる
結果をクライアントと共有することによって、
制作者の独りよがりにならず映像の方向性が明確化されます。
結果をベースに構築していくため結果が根拠となった映像の構築が可能になる。
また方向性が明確なのでクライアントが協力的になってもらいやすいメリットもあります。
今はサービス前後のプロセスが大事
現在のビジネスシーンでは「結果」だけだと差別化が難しくなってきており、
ブランディングの観点から現在は「結果」と「プロセス」を併せた差別化がとても大事になってきております。
特に私のようなパーソナルコンサルタントはコンサルティング時に特に意識します。
マインドセットは簡単に変えられるけど行動までサポートする人は多くありません。
プロセスの丁寧さや他とは違う取り組み、そして万全のアフターフォローなど
顧客体験全体をしっかり策定してクライアントと向き合いましょう。
顧客の目指しているものを把握する方法
まずは映像の骨組みを作っていきます。
最も大事なポイントです。CMなどでは広告代理店と企業のマーケティング部、広報と
念密な打ち合わせをするところです。
この方向性を間違えた状態でプロジェクトを進めても悲惨な結果になることもあります。
何を訴求するのか?
商品やサービスを把握します。
ただ漠然とスペックを紹介するだけではダメです。
これも結果が大事で
「このサービスや商品を利用した顧客がどのような価値を得られるのか?」
「優越感」「爽快感」などの感情的な部分や
「時短につながった」「ストレスが減った」「売上が上がった」などの実利の部分など。
とにかくたくさん洗い出してください。
どのように結果を導き出すのか?
具体的な結果を共有します。
明確化することにより制作者側もクライアントも
限りあるリソースを投入するポイントが分かりやすくなります。
また、漠然とした状態だと何が良くて何が悪かったのかが特定しにくく、
結果を明確化することによって、改善のポイントを作りやすいためとても大事です。
どこの誰がターゲットか?
ターゲットを設定します。
性別や年齢、住んでいる場所はもちろん。年収や専業主婦、
子供がいるのか?
などの細かくターゲットを設定します。
細かいターゲット選定で演出方法のヒントにもつながってきます。
競合の選定
同業他社を知ることは訴求力を上げるために非常に大事です。
競合を知りどう差別化できるのか?もしくは差別化せずに真っ向勝負に行くのか?
この方向性も結果に大きく影響しますので、
クライアントとしっかり話し合ってください。
ただし、一般的に同じようなアプローチだと結果を上げにくいのが現状なので、
自然に差別化の方法を模索し始めると思います。
演出方法やプラットホームの選定
ここからが映像制作者の演出部分となります。
ナレーションをつけるのか?コミカルにするのか?シネマティックにするのか?
プラットホームはYoutubeなのか?サイネージ広告なのか?
HPのトップページ用なのか?
ご自身のスキルを存分に発揮してクライアントを満足させてください。
まとめ
以上です。骨組みを作る工程はどんなシーンでも応用が効きます。
映像を分析する際にもこの骨組みをベースに分析してみると、映像を論理的に分析することができ
ご自身の表現力の向上につながります。
何を訴求したい?
どのような結果を出したい?
どこの誰に?
競合は?
演出方法は?
これらをベースにぜひ参考にして取り組んで頂ければと思います。