Canonのシネマカメラは扱いやすくて画期的!
そう言わざるを得ない2024年に9月に発売されたCanonの最新シネマカメラ「EOS C400」。
プロフェッショナル映像制作者に向けた画期的なモデルで、絶対にチェックして欲しいスペックですので記事にしました。
C400の主要な特徴や機能、どのようなクリエイターに最適かを詳しく見ていきましょう。
キャノン攻めてます!
1. EOS C400の主なスペック
EOS C400は、Canon初の6Kフルフレーム背面照射型CMOSセンサーを搭載しており、従来のシネマカメラよりも優れた光の取り込み能力とダイナミックレンジを実現しています。
特に3つのベースISO(800、3,200、12,800)を持つことで、明るい屋外や暗い室内など、幅広いシチュエーションで最適な画質を提供できます 。
3つのベースISOはかなり強いですね
主要スペックのハイライト
• 6K撮影: 6K 60fpsでの撮影に対応し、4Kでは最大120fpsまで対応可能。
さらに、Super35やSuper16モードに切り替えることでフレームレートや解像度に柔軟性を持たせています 。
• デュアルピクセルAF II: オートフォーカス性能も強化され、100%のセンサーカバー率で人間や動物を認識しスムーズで正確なフォーカスが可能 。
• 多様な録画フォーマット: Cinema RAW Lightに加え、XF-AVCやXF-HEVC Sといった業界標準のフォーマットで録画でき、ファイルサイズの管理も容易です 。
2. C400の強み:プロフェッショナル映像制作における革命
C400は6Kオーバーサンプリングにより、4K映像でもよりシャープでノイズの少ない結果を得られるのが大きな強みです。
また、CFexpressカードにRAWデータを記録し同時にSDカードにプロキシデータを保存できるため、ポストプロダクションの効率も向上します。
さらに、C400は多様な接続性を備えており、12G-SDIやHDMI、XLRオーディオ入力をサポート。ライブ配信やリモート操作にも対応しており、放送やバーチャルプロダクションなど、幅広い用途での使用が可能です 。
3. C500 Mark IIとの比較
Canon EOS C400とC500 Mark IIにはいくつか重要な違いがあります。それぞれの特徴をわかりやすく箇条書きで比較します。
1. センサー
• EOS C400: 6Kフルフレーム背面照射型CMOSセンサーを搭載。
• C500 Mark II: 5.9KフルフレームCMOSセンサーを搭載。
2. ISO感度
• EOS C400: トリプルベースISO(800、3,200、12,800)。
• C500 Mark II: デュアルベースISOなし。
3. 記録解像度とフレームレート
• EOS C400: 6K 60fps / 4K 120fpsで撮影可能。
• C500 Mark II: 5.9K 60fps / 4K 120fpsで撮影可能。
4. マウント
• EOS C400: RFマウントを採用。PLマウントはアダプター使用で対応。
• C500 Mark II: EFマウント。PLマウントはアダプターで対応。
5. 録画フォーマット
• EOS C400: Cinema RAW Light、XF-AVC、XF-HEVC S対応。
• C500 Mark II: Cinema RAW Light、XF-AVC対応。
6. オートフォーカス
• EOS C400: デュアルピクセルAF IIを搭載し、フルフレームカバレッジ。
• C500 Mark II: デュアルピクセルAFだが、部分カバレッジ。
7. 価格
• EOS C400: 約7,999ドル(約110万円)。
• C500 Mark II: 約16,999ドル(約230万円)。
8. 重量
• EOS C400: 軽量コンパクト設計で、ハンドヘルド撮影に向いている。
• C500 Mark II: より重い設計。
詳細解説
• EOS C400は最新の技術を駆使したカメラで、特に6K解像度やRFマウントの柔軟性が目立ちます。
軽量でハンドヘルド撮影にも適しており、映画やドキュメンタリー制作に最適です。
• C500 Mark IIはより大規模なプロジェクトに向けたカメラで、価格が高いですが、5.9Kフルフレームセンサーやプロフェッショナル向けの性能を備えています。
このように、C400は価格と機能のバランスが取れており、幅広いクリエイター層に適したカメラです。
一方で、C500 Mark IIは高性能かつプロフェッショナル向けのハイエンドモデルと言えます。
4. C400はどんなクリエイターに向いている?
ドキュメンタリーや映画制作者
C400の6Kフルフレームセンサーは、映画やドキュメンタリーの映像制作に最適です。特に、低照度下での撮影や高ダイナミックレンジが必要なシーンでは、圧倒的なパフォーマンスを発揮します。
YouTubeやライブ配信
また、コンパクトでありながら高性能なため、YouTuberやライブストリーミングを行うクリエイターにとっても魅力的な選択肢です。特に、リモート操作やWi-Fiを活用した配信システムにも対応しているため、機動力が求められる現場でも活躍します 。
なんでも使えるってこと!
5. まとめ
Canon EOS C400はプロの映像制作のために設計された次世代のシネマカメラです。
6Kフルフレームセンサー、強化されたオートフォーカス機能、多様な録画フォーマット対応といった特徴により、幅広いクリエイティブなニーズに応えることができます。
価格も約7,999ドルと、ハイエンドのC500 Mark IIよりも手が届きやすい設定になっており、コストパフォーマンスにも優れた選択肢です。
今後、映画、ドキュメンタリー、YouTube、ライブ配信など多くの分野で活躍するカメラになることは間違いないでしょう 。
新たな映像表現の可能性を秘めたCanon EOS C400、ぜひチェックしてみてください!