2025年に登場したFujifilm X-T50はXシリーズの新たなスタンダードモデルとして、動画・写真の両面で高性能を実現したミラーレスカメラです。
見た目はクラシックでコンパクトながら、中身は最新世代のハードウェアが詰め込まれています。
X-T5やX-S20と比べてどうなの?という疑問にも答えつつ、スペックと実用性の両面から解説します。

特徴①:40.2MP X-Trans CMOS 5 HRセンサー
X-T5と同じ第五世代センサーを搭載。
写真でも動画でも高精細かつ立体感のある描写が可能です。
APS-Cながらトリミング耐性も高く、ポートレートや商品撮影にも◎。
特徴②:6.2K/30P&4K HQ動画に対応
動画性能も侮れません。
6.2K 30Pでの撮影が可能なうえ、4K HQ(オーバーサンプリング)も搭載。
F-Log2による広いダイナミックレンジでカラーグレーディングにも向いています。
特徴③:新フィルムシミュレーション「REALA ACE」搭載
X100VIで話題となったフィルムライクな色味「REALA ACE」がX-T50にも実装。
ノスタルジックネガやクラシッククロームに次ぐ、新たな定番カラーになるか注目。
特徴④:チルト式タッチモニター&快適UI
3.0型162万ドットのチルト式液晶を採用。
スチル用途でも動画用途でも視認性が高く、軽快な操作が可能です。
動画モード切替も物理ダイヤルで一発切り替えできるのが地味に便利。
特徴⑤:手ブレ補正7.0段&静音シャッター
ボディ内5軸手ブレ補正により最大7段分の補正が可能。
さらに、メカシャッターの静音性も優れており、動画撮影中に余計なノイズを拾いにくい設計です。
どんな人に向いている?
- Fujifilmの色味を活かしたVlog・短編映像を作りたい人
- X-T5は高価だがX-S20では物足りない層
- 写真と動画を1台でこなしたいハイブリッド型ユーザー
注意点
- ファインダー倍率が0.62倍とやや低めで、EVF派には好みが分かれる
- フルサイズと比べると背景ボケは弱め
価格情報(2025年6月現在)
本体価格:¥209,000(税込)前後(国内正規品)
※レンズキット(XC15-45mm付き)は+¥20,000程度
よくある質問
Q. X-T5との決定的な違いは?
→ X-T50はファインダーやボディ剛性でやや劣るが、センサー性能は同等。軽量&安価な点がメリット。
Q. X-S20との違いは?
→ X-S20はよりVlog特化、X-T50は写真撮影の操作性重視(ダイヤル類など)
Q. F-Log2は搭載されてる?
→ 搭載済。ダイナミックレンジを重視する動画ユーザーにも安心。
まとめ
Fujifilm X-T50は、X-T5譲りの高画素センサーと強化された動画性能を持ち、価格も比較的手ごろ。
Vlogにもスチルにも“フィルムルック”を求めるユーザーにとって、2025年のベストバイの一台になる可能性を秘めています。
